令和7年度(第38回試験)から適用する介護福祉士国家試験合格基準の公表についてまとめました。
介護福祉士国家試験の合格基準とは?
介護福祉士国家試験の配点は、1問1点・125点満点です。合格するためには、以下の条件を満たす必要があります。
全パートを受験した場合の合格基準
全パート(A・B・C)を受験した場合、次の条件を満たすと合格になります。
総得点が合格基準点以上
合格基準点は、総得点の60%程度ですが問題の難易度に応じて毎年補正されます。
つまり、毎年少し変動しますが、目安としては 75点前後 が基準になります。
11の試験科目群すべてで得点がある
総得点だけでは合格できません。以下の11科目群すべてで、最低1点以上取る必要があり、1つでも0点の科目群があると不合格になります。
試験科目群一覧
- 人間の尊厳と自立、介護の基本
- 社会の理解
- 人間関係とコミュニケーション、コミュニケーション技術
- 生活支援技術
- こころとからだのしくみ
- 発達と老化の理解
- 認知症の理解
- 障害の理解
- 医療的ケア
- 介護過程
- 総合問題
パート合格制度について
令和7年度(第38回試験)介護福祉士国家試験から、「パート合格制度」が導入されました。
不合格だった場合でも、基準を満たしたパートを翌々年まで免除できる制度です。
パート区分は以下の通りになります。
Aパート(60点)
- 人間の尊厳と自立、介護の基本
- 社会の理解
- 人間関係とコミュニケーション、コミュニケーション技術
- 生活支援技術
Bパート(45点)
- こころとからだのしくみ
- 発達と老化の理解
- 認知症の理解
- 障害の理解
- 医療的ケア
Cパート(20点)
- 介護過程
- 総合問題
パート合格の条件
各パートで以下を満たす必要があります。
1. パートごとの基準点以上を取る
全受験者の平均点比率をもとに、全体の合格基準点を各パートへ按分して決定されます。つまり、毎年パートごとの基準点は変動します。
2. そのパート内の全科目群で得点がある
パート内に含まれるすべての試験科目群で、最低1点以上必要です。
一部パートのみ受験する場合
すでにパート合格している場合は、不合格パートのみ受験できます。
その場合もパートごとの合格基準点、各科目群で得点があることが条件になります。
パート合格の有効期限
パート合格は、合格した試験の翌々年まで有効です。
例:2026年にAパート合格 → 2028年実施試験まで有効
合格基準のポイントまとめ
通常合格に必要な条件は下記の通り。
・総得点が60%程度以上
・11科目群すべてで得点あり
パート合格制度のポイント
・A・B・Cの3パート制
・合格パートは翌々年まで有効
・不合格でも一部パート合格が可能
受験対策で注意したいこと
介護福祉士国家試験では総得点だけ高かったり得意科目だけ伸ばすだけでは不十分です。
苦手科目で0点を取らないことが非常に重要になります。
特に、医療的ケア、コミュニケーション技術、総合問題などは出題数が少ないため、対策漏れに注意しましょう。